声の病気について

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声が急に出なくなった

急性炎症
風邪を伴ったときにも良くおこることですが、声帯が赤くなったり、腫れたり(浮腫) します。もともと結節がある方が炎症を起こしても急に声が出なくなります。声帯付近 の炎症として、気管の炎症もあげられます。声帯のすぐ裏は気管につながっています。 気管が真っ赤に炎症をおこしているとき、しばしば声のかすれがみられます。 声がでるまでには、炎症の程度にもよりますが、1週以内に改善することが多いです。 ただし、結節がある方は、炎症を起こしてから結節が大きくなって、声がしばらく出な くなることがあります。治療に関しては、まとめの項をご覧ください。
急性炎症
声帯を支える筋肉の疲れ
これは、はっきり証明するのは難しいですが、実際はよくある状態です。一般的な検査を受けても 「声帯には何も問題ありません」と言われますが、 実際は声が出なくて困って来院される方が多いです。声を休めれば数日で改善することが多いです。 ビタミン剤の服用または、注射が回復を早める ことがあります。体が疲れてくると、お腹(横隔膜)で支えた声の出し方ができなくなるので、 体を休めることも大事です。
声帯を支える筋肉の疲れ
  • 写真は左右の声帯が正中で合わさる発声時のものです、真ん中に黒い隙間が見えますが、声帯に力が入らす、ちゃんと声帯が閉じません
  • 声帯粘膜下出血
    声帯が突然真っ赤になります。片方に起こることが多いです。咳払いや、咳をしたあとに 起こることも多いです。女性で生理の前から生理中に起きる ことが多いです。出血の程度にもよりますが、声帯全面が広く出血を起こすと1週間から 2週間声が出なくなることがあります。
    声帯粘膜下出血
  • 本人の右の声帯に(写真は向かって左)広範囲の出血を起こしています。この場合は2週間くらい声が出なくなります
  • 声帯ポリープが急に出来たとき
    声帯にポリープが突然できることがあります。小さなものなら、炎症を抑えることにより、 短期間で消失することがあります。 血豆のようなものは、声の安静を保ち、治療しているうちに「しぼんで」元通りになるこ とがあります。 経過を見ても小さくなったり、消失しない場合は手術になることもあります。
    声帯ポリープが急に出来たとき
  • ポリープは赤い血豆のようになっています
  • 反回神経麻痺

    片方の声帯が突然動かなくなります。両方なることはまれで、この場合は息が苦しくなります。なにもしなくても突然起こることもありますが、 風邪をひいた後になることがあります。自然に治ることもありますが、ビタミン剤やステロイド内服治療などが行われることがあります。 ガンなどが隠れていることがあり、経過をしっかり診なければなりません。