声に対する治療

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発声訓練(ボイストレーニング)

乱暴な声の出し方を矯正する指導

炎症を繰り返す人、声帯結節の人、声帯ポリープの人、ポリープ様声帯などに適応があります。 特に、声帯結節の方には必要な治療法であり、正しい発声を身につけることで結節の改善が見られます。 声帯ポリープの人やポリープ様声帯の方にも必要な指導ですが、これらの人達にはこの治療は限界があることも理解が必要です。 ここで注意していただきたいのは、よく声帯結節の方が医師から「ポリープ」と説明されていることがあります。 区別が難しいケースも確かにありますが、結節とポリープでは、治療の方針が異なりますので、できるだけ硬性喉頭鏡で精査してどちらかをはっきりさせなければなりません。

声帯結節の方は、喉に力が入って、必要以上に喉を絞って発声しています。これを矯正する方法として、代表的なものに、 「あくびため息法」があります。あくびをした時に喉の感覚を覚えてもらい、喉(喉頭)を大きく開けて声を出すように指導します。 個人個人で、いろいろ状況が違いますので、当院では専属のボイストレーナーと共同で、当人に最も適した発声法を指導するよう心がけています。

声に力を与える指導

反回神経麻痺、声帯を支える筋肉の痩せがある方などに適応があります。これらの方は声帯をしっかり合わせることが出来ないので、 声帯がしっかり合わさり力が入るように指導します。これを矯正する方法として、代表的なものに、「プッシング法」があります。 何かを押しながら喉に少し力を入れて発声してもらいます。両手を胸の前で合わせ、左右から押しながら力を入れても良いです。

補足)腹式呼吸について

腹式呼吸については、喉に対する効果としては理論的な裏付けが難しいのですが、実際はかなり重要なポイントだと思います。 乱暴な声の使い方を矯正する時も、声に力を与える指導をする時も、いずれも腹式呼吸を取り入れてうまくいくことが多い印象です。

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