基本的な診断・治療方針

症状をしっかり把握する

患者さんがもっとも望むことは困っている自覚症状を取るということです。 病名を付けることだけにこだわっても満足の行く診療とはならないと思っています。 病名を付けて安心するのではなく、どんな訴えでご来院いただいているのかを重要視したいと思っております。 時にはプライバシーにかかわるような訴えもあるかと思いますが、診察室と中待合室がドアで完全に遮断されますので、 必要に応じて、ほかの患者さんにお話が聞こえないような状態でお話を伺えます。

検査は必要なものはしっかり いらないものは省略

耳鼻咽喉科は「見て所見を取って診断するのが勝負」の科です たとえば鼻を入り口から肉眼で眺めても鼻全体の3分の1しか見えません。 内視鏡(ファイバースコープ)を使って奥を観察することで初めて診断がつくこともしばしばです。

説明と同意を尊重する

たとえば鼓膜切開は非常に大事な耳鼻咽喉科的処置ですが、今ではほとんど切開をなさらない医師も多くいます。 私は必要に応じて行いますが、どうして切開が必要なのかを耐性菌(薬が効かない菌)などの台頭など現在の厳しい状況をご説明して行うようにしています。

先手を取って治療をする

病気によっては後手に回ると患者さんが検査や治療で辛い思いをすることがあります。 疾患の初期に出る症状や所見を見落とさないようにして早期発見・早期治療につとめています。

なるべくその日のうちにできることをしてしまう

その日にできることを可能な限り行って先延ばしにしないようにします。 当院はお時間でお約束する予約体制をとっていないのは、ひとりひとりの診療時間がまったく読めないからです。 耳鼻咽喉科においてお一人5分前後が平均した診療時間ですが、当院では長いと20分ほどになることもあります。 お待たせすることもございますが、その分ご自分の診察もしっかり受けられると思ってお待ちいただくと幸いに思います。 遠方から来られた初診の方には特に1回でできるだけの診断がつくように努力いたします。

専門的治療も大事にする

一般的耳鼻咽喉科疾患に対して真摯に対応することはもちろんですが、 院長がライフワークにしております音声疾患への対応耳管開放症などの漢方治療が奏功する病態への対応などは、 専門的な対応が十分できるように心がけております。

西洋医学だけにこだわらない

患者さんの状態を把握するために第一に西洋医学的なアプローチをいたしますが、 西洋医学で「病名」が確定しないのに「症状」に悩む方が実にたくさんいらっしゃいます。 当院では患者さんの症状が少しでも和らぐように漢方を含めた東洋医学的な治療も加味して診療しております。