治療一般について

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感染症一般への対応

耐性菌が蔓延する現在の危機的状況の中で、治療の過程で発生する耐性菌を極力少なくする工夫をし ています。 具体的には殺菌的抗生剤(ペニシリン セフェム系)の投与機会 投与期間を減らすことです。 鼓膜切開や鼓膜チューブなどの手術 治療で投与機会や期間は減らすことができますし、 今まで習慣的に使用してきた治療期間をすべて検討しなおして、できるだけ使用を削減しています。 感染症一般において症例によっては1週間以上の投与が必要なケースもありますが、 殺菌的抗生剤は4日以上投与することによって耐性菌が増えてくることがわかっていますので、 4日以内で投与終了するように極力努力をしています。 特に鼓膜チューブなどの術後感染予防に関しては、大きい病院では点滴で数日抗生剤が投与されたりするケースもありますが、 感染を起こさないおうな手技で行った場合は内服による 2日以内投与でも十分感染予防ができますし、 場合によっては抗生剤投与の必要ないケースもあります。

ステロイド投与に関して

ステロイドホルモン剤に対して皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。「副作用が怖いから飲みたくない」と思われる方も多いと 思います。しかし、ステロイド剤を使わないと一生機能障害が残ってしまう病気や、ステロイドを使わないと大事なコンサートまでに声が戻 らないというケースも生じてきます。副作用の少ない薬は医師の許可無く薬局で手に入る反面、効果は少ないことが多いのです。逆にステロ イドは副作用に注意がいりますが、医師が十分に注意を払い、患者さん自身も副作用を認識しながら投与を受けた場合に、多くのメリットが ある薬とも言えます。